線形ポールトラップを用いた小型多価イオン源の開発

　当研究室で開発したタンデム型linear Paul trapにおける荷電粒子閉じ込めの基礎特性(軸方向の非線形共鳴振動、径方向密度分布、等)を調べるとともに、小型で安価な多価イオン源への応用、さらには加速器シミュレーターとしての応用のために研究開発を進めています。左下図はlinear Paul trapの模式図で、右下図はlinear Paul trapにおける軸方向の非線形共鳴振動の計測例です。

低エネルギー荷電粒子蓄積

　当研究室で改良した磁気ミラー型荷電粒子閉じ込め装置を用いて低エネルギー電子や陽電子を蓄積し、プラズマ物理やビーム物理に関連する分野を研究するとともに、これをパルスビームとして引き出し、物理研究に用いる予定です。写真は磁気ミラートラップの現状で、赤い部分が磁場コイルです。

低エネルギー反陽子ビーム実験

　東京大学　他との共同研究です。低エネルギーの反陽子ビームを用いて新たな物理研究を進めています。
MUSASHI in ASACUSA collaboration at AD, CERN