プラズモンライナックによるナノ電子ビーム生成
レーザーとプラズマを用いた加速
現在、レーザーと気体プラズマを用いた加速は実験ではGeV/m台の大加速勾配が得られています。しかし、気体プラズマの扱いが非常に困難な為レーザーと気体プラズマを用いた加速器は未だに実用化されていません。(下図:レーザー・プラズマ加速のイメージ)
プラズモンライナック
そこで、気体プラズマの代わりに 固体プラズマ(プラズモン) を用いたのがプラズモンライナック です。プラズモンライナックの加速原理(航跡場加速)
1 入射レーザーの波長程度のサイズの導波管にレーザーを入射して表面プラズモンを励起します。
2 電子ビームを入射します。
3 表面プラズモンの電場により電子ビームは加速されます。
プラズモンライナックの特徴 プラズモンライナックには他の線形加速器にはない特徴があります。
1 小サイズ加速器
2 小電力レーザー
3 大加速勾配
4 小ビーム電流
5 小エミッタンス/ナノビーム
http://jspf.nifs.ac.jp/RCPDF/index.html に論文が掲載されています。